1日目へ戻る 講師のページへ戻る
 
2010-01-25

翌朝、6時過ぎに目が覚めましたが、沖縄まだ真っ暗です。6時30分時くらいに少し明るくなってきました。携帯の天気予報を見ると午後に雨が降って
くる予報になっていました。
最初は3時過ぎまでこの島で観光して帰る予定にしていましたが、雨が降ってくる前にレンタサイクルで島の観光をして、本島に渡って、世界遺産の
斎場御嶽(せーふぁーうたき)へ寄って帰ることにしました。
夜明け前の空 交流館の屋上に上がって夜明けを待ちます。 7時20分過ぎに太陽が出てきました。東京より約1時間遅い日の出です。
交流館の屋上からは殆ど島の全体が見渡せます。この島で一番高い
場所かもしれません。
宿で自転車を借りて島巡りです。3時間で\700でした。島の東側の
海岸へ出ました。サンゴの上にはアーサーが生え始めています。
いしき浜
ニライカナイからの来訪神が島に訪れるときに船が停泊するとされる場所です。要するにニライカナイの対岸として、とても神聖な浜なのです。
ウプヌシガナシーのお祭りの時はここからお祈りします。島だけでなく琉球王国にとっても大切な浜でした。
白い砂浜には貝殻が似合いますね。
島の北端のガーベル岬へ行くと続く道です。
振り返ると、カーベル岬から振り返ると、雲が切れ 晴れ間が見えてき
ました。
島の最北端カーベル岬からの眺めです。
カーベル岬(はびゃーん)
琉球の祖神・アマミキヨが降り立った場所とされます。同時に海の神様・竜宮神が鎮まる場所でもあり、ヒータチの大漁祈願はここで行われます。
クバの木生い茂る森はカベールムイ、先祖の魂が宿る場所です。

島の西側の道路を南下して、「ロマンスロード」の入口です。 島の西側の眺め
安座間港からのフェリーが見えます。 ロマンスロードの休憩所 沖縄本島が見渡せます。
この先がフボー御嶽です。
クボー御嶽
琉球の七大御嶽の一つとされています。男子禁制の場として有名で
すが、これはこの島で祈りを行うのが女性の役目だったからです。
 先祖の魂が宿り、何百年に渡って祈りの為にだけ存在した場所です。
一時期、本島の他の場所と同様に一般の方が入れた時期もありますが、
現在は一般の方は女性でも入れません。ご理解の程お願い致します。
ヤグルガー
「がー」とは井戸のこと。ここは今でも神女が禊に使う神聖な井戸です。
ここから海岸へ降りる階段がありますが、朽ちて危険なため、立ち入り
禁止になっていました。
ちょっと上から眺めてみました。手すりの下が宙ぶらりんになっています。
こりゃ危ない・・・

【御殿庭(うどんみやー)】
前庭を含めて、イザイボー神殿の祭場となる。
久高でもっとも重要な祭場のひとつである。

久高島の始祖シラタルとタルガナーが天地の神々を祀ってこの島の
繁栄を祈った場所だそう。左側の建物は神アシャギ、イザイホーの時、
神の世界とこの世の境界となります。右の建物はシラタル宮。神アシャ
ギの奥の森は聖域です。入ってはいけません。

【外間殿(ふまかでん)】
御殿庭と並ぶ島の二大祭場の一つです。外間殿と呼ばれているところ
です。旧正月をはじめとして多くの行事がここで行われています。ここには
ミウプグイミンナカと呼ばれる大香炉が置かれていて、各家庭にある香炉
の親分にあたります。琉球全体にとっても、とても重要なものです。天、
太陽、月、竜宮、国づくり、植物、健康の神様が祀ってあります。
左にある建物は西威王の産屋跡だそうです。

朝ごはんを食べずに走り回り、ポツポツと雨が降ってきたので、食堂
「けい」で早めの昼食をとります。ここは朝8時くらいからやっている
とのことです。(判っていれば朝ごはん食べにこればよかった・・・)
その代わり夜は6時くらいに閉まってしまうとの事。
壁にもメニューが書かれています。 沖縄そば¥500です。上にかまぼこと豚の三枚肉(バラ肉)が乗っていま
す。カツオダシにちょっと太いうどんみたいな麺です。さっぱりとしておいし
いです。
サーターアンダギー¥300 小ぶりなアンダギーが8個入っています。
ここのオバーが朝と夕方作っています。結構ファンの方も多いようで、
まとめて買っていく人も多いようです。
家の門にシーサーがにらみを効かせています。

一通り島巡りをして、交流館に自転車を帰して13時の船に乗るために
港へ向かいます。
帰りの船の出発までちょっと時間があったので、待合所で休んで
いきます。中に売店があり お土産とレンタサイクルをやっています。
日帰りに人はここか、もう1軒のレンタサイクルで自転車を借りて島巡りを
する人が多いようです。両方とも港のすぐそばにあります。
お土産、島のいものでんぷんで作ったくず湯だそうです。
島のいもを売っていますが、虫がいるため、本土へは持って行けません。
島のふかしイモ、1つ50円、ほのかな甘味があり、おいしかったです。 イラブーは 1g辺り28円での計算らしいです。
バスの時刻表 徳仁港を出る頃から本降りになってきました。まもなく安座真港へ
入港です。
港を出て、安座真サンサンビーチバス停からバスに、乗り 斎場御嶽
入口までバスで移動しましす。 ¥160
信号を渡り、斎場御蔵へ向かいます。車の場合はファミリーマートと「知
念郵便局」が目印です。
ゆるい坂を5分ほど歩いて昇っていくと終点が斎場御嶽です。駐車場も
広く、観光客がレンタカーで結構やってきていました。
入場料は大人200円です。中に展示があります。中にはコインロッカーも
あります。

斎場御嶽(せーふぁうたき)
沖縄最高の霊地とされ、琉球の創世神アマミキヨがつくった国始めの七御嶽の一つとされている。王朝時代、琉球の最高神職にあった聞得大君の
即位儀礼が行われた聖地として名高い。 世界遺産です。
石畳がすべるので杖も置いてあります。 入口から右手を下っていくとウローカーという水の流れ出る泉があるの
ですが、道が崖くずれで、通行禁止になっていました。
最初から結構 傾斜のきつい石畳です。手すりもありますが、雨が降って
いたので滑りそうになりました。
結構高低差があります。
三庫理の洞門に向かって右側の岩に二本の垂れた鍾乳石が見える。その下には壷がおかれ、鍾乳石から滴る水を受けている。この水滴は天から
流れてくる霊水とされていて御水(うびぃ)と呼ばれ、聞得大君の水撫でに使われ再生の効果 があると信じられた。また壷の水量によってその年の
豊凶を占った。もともとは金壷がおかれていたという。
三庫裏(さんぐーい)
斎場御嶽のシンボル。半三角形の洞門の奥の光が射し込んでいる場所。洞門は約1万5千年前におこった地震の断層のズレからできたと言われて
いる。神秘的な風景と洞門から吹き寄せてくる涼風が相まって、聖域から出ている「気」を感じさせるようだ。
久高遙拝所(くだかようはいじょ) 
ここから海を望むと洋上に久高島が見えますが、雨だったので薄く見えています。
寄満(ユインチ)
大庫理から更に奥にまっすぐ進んでいくと寄満がある。宝物や幸せの寄り満ちる所という意味があると考えられている。
見学して、坂を下りてバス停へ・・・ここから那覇(約1時間¥810)へ戻り
ます。この路線バスのアナウンス、結構面白いです。・・・
特に「北板良敷」バス停のアナウンス笑います! バスに乗ったら、ぜひ
このバス停のアナウンス聞いてみてください。
そのまま空港まで戻ろうかと思ったけど、「島らっきょ」を牧志公設市場で
買いたくなったのでバスを途中の「開南」で降りて公設市場へ向かいます
(約3分)、公設市場で買い物をして、モノレールの「牧志」駅から空港へ
向かいます。
那覇空港へ到着です。市場で買った島らっきょ(100g500円)、ジップ
ロックに入っているんですが、かなり臭います。
ラウンジで休憩して手荷物検査場へ向かいます。
夕食のお弁当を買うとき、面白いジュースを見つけました。 ドラゴンフルーツジュース¥280
牛乳とヨーグルトが入っているのでちょっと甘酸っぱいヨーグルト飲料とい
う感じでした。
帰りもジャンボでした。一番前の席が取れました。 JAL922便 B747−400D(JA8905)
那覇−羽田 19:05発
搭乗口は23番、一番先っぽの搭乗口です。 夕食は那覇空港で買った空弁「なんこつソーキ丼」¥650
豚のソーキが2切れと金糸卵とこぶ巻き、菜っ葉が乗っています。 帰りは約2時間で羽田に到着です。
 
1日目へ戻る 講師のページへ戻る